就実大学薬学部・大学院医療薬学研究科と岡山医療センターとの連携協力に関する協定について

 平成26年12月2日に就実大学で調印式があり、就実大学より学長はじめ7名の関係者が参加され、当院より院長、事務部長、薬剤科長が参加し、地元報道関係者同席のもとで就実大学薬学部・大学院医療薬学研究科と岡山医療センターが連携協力に関する連携協定を結びました。
 就実大学とはこれまでに、学生の早期体験学習、病院実務実習および共同研究、講師派遣等を通じて、種々の交流を継続的に行っており、相互支援体制が構築されています。
 このような交流が基盤となり、相互に人的・知的資源を活用し、より実践的な連携協力を図り臨床現場での課題を共有していくことを目的に今回の協定を締結する運びとなりました。
連携事項としては、

  1. 学部学生・大学院生等の教育研究に関すること
  2. 相互の人材育成に関すること
  3. 相互の人材交流に関すること
  4. 研究資料、研究情報の交換等に関すること
  5. その他両者が協議決定したこと

を柱としています。
 すでに当院には、外部の研究員を客員研究員として臨床研究部に受け入れる制度がありますので、これを利用して薬学部5・6年生、大学院生が当院に籍を置き、自由に研究・研修が行える体制の充実を図っていきたいと考えております。また、講師の相互派遣、設備の共同利用、さらに薬学部学生と研修医、看護学生などによるチーム医療をテーマとした討論なども、施設として今後進めていきたいと考えています。

 この協定の締結によって、大学教員が当院スタッフとともに医薬品の有効性、安全性に関する共同調査・研究を積極的に展開できるほか、学生が臨床実習や研修を通じて課題発見能力や問題解決能力など現場で通用する実践力を身につける機会につながるとともに、医療現場における高度な専門性と優れた研究能力を有する人材育成につながればと期待しているところです。

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