平成２６年度新採用薬剤師研修会を開催して
教育研修部長 西澤 修一
平成26年7月19日（土）～20日（日）の2日間、福山大学宮地茂記念館にて中国四国地区国立病院薬剤師会主催で新採用薬剤師研修会を開催致しました。
この研修会は、新採用者同士並びにアドバイザーの先生との懇親を図ることや新採用者を取り巻く環境の改善を図ることにより、新採用者の早期離職等を防ぐことを目的として実施しました。
参加者として新採用薬剤師38名とアドバイザーの先生方15名、スタッフとして教育研究部のメンバー5名が集まり、盛大に行うことが出来ました。
まず、今回の研修会では、新採用者に薬剤師会の取り組みに関心を持ってもらうため研究会の紹介を行いました。がん、治験、ＮＳＴ、医療安全、ＩＣＴ、緩和、ＤＭの各研究会の先生方に活動内容等を紹介していただく事で、薬剤師会の活動に興味を持つきっかけになるとともに、薬剤師として今後目指すべき方向性を決めるための参考になったのではないかと思います。
また、各グループの話し合いを円滑に進めるために、初日はアイスブレークを目的として武田薬品工業の担当者に体験型研修を実施していただきました。内容は、グループのメンバーが力を合わせ、完成型となるカードの組み合わせをより多く作るゲームで、計画の立て方や役割分担、作業の速さが成果に大きく繋がります。参加者は、他のグループに負けまいと必死になって頑張っておりました。
夜は福山医療センターの先生方にご協力をいただいて懇親会を開催しました。懇親会では、新採用者同士やアドバイザーの先生方と楽しい会話を通じて懇親を図れたのではないかと思います。
2日目は新採用者の取り巻く環境の改善を図ることを目的として、グループワークを行いました。グループワークでは、新採用者の教育環境や上司との関係、業務内容等について検討しました。グループ発表では、色々と新採用者の考えや想いがぶつけられ、アドバイザーの先生方並びに教育研修委員のスタッフ共々、考えさせられる事項が沢山ありました。その中でも、「あなたの様な上司になって大丈夫ですか？部下たちはあなたの背中を見ていますよ」と言われた時には、我々先輩薬剤師が理想の上司像を示せているかどうかを問われていると感じ、フレッシュな訴えが心に強く響きました。そのためか、発表後しばらく会場全体がどよめいていました。
最後になりますが、アドバイザーの先生方並びに、新採用者やアドバイザーの先生方を送りだしていただきました各施設の先生方のご協力により、無事研修会を開催することが出来ましたことを感謝しております。今後ともご協力を宜しくお願い致します。